Switchの画面をOBSに映したり、YouTube用に録画したりするなら、最初に判断するのはキャプチャーボードの解像度だけではありません。 旧SwitchはTVモードの出力がフルHDまでなので、1080p60を安定して扱えるか、テレビやモニターへ遅延の少ない映像を戻せるかが選ぶ基準になります。

つなぎ方でつまずくのは、PC画面だけで遊ぼうとする場合です。 キャプチャーソフト側のプレビューには遅延が出ることがあるため、Switchのドックからキャプチャーボードを通し、HDMI OUTでテレビやモニターへ戻す構成を前提にすると型番を絞れます。

この記事では、Nintendo Switch向けキャプチャーボードの選び方とおすすめモデルを、1080p60、パススルー、つなぎ方、Switch 2との違いから紹介します。

先に決めること

  • 旧Switchだけなら、録画と配信は1080p60を基準にする
  • 遊ぶ画面はHDMIパススルーでテレビやモニターへ戻す
  • OBSを使うなら、USB 3.0以上の接続条件と対応OSを確認する
  • Switch LiteはTVモード非対応なので、キャプチャーボードより別の録画方法を考える
  • Switch 2も使うなら、4K60パススルーや4K録画の必要性を別で考える

スイッチ向けキャプチャーボードの選び方は1080p60とパススルーで決める

旧Switch向けのキャプチャーボードは、最初から高価な4K録画モデルへ寄せる必要はありません。 Switchから出た1080p60の映像をPCへ送り、遊ぶ画面をテレビやモニターへ戻せることが先です。

先に決めるのは、録画、接続、兼用範囲の3つです。 ここが固まると、安いだけの製品や、Switchには過剰なモデルを外せます。

録画

旧Switchは1080p60を基準にする

Nintendo SwitchのTVモードはフルHD出力が基本なので、録画や配信も1080p60で安定すれば、実況動画、配信、プレイ記録には十分です。

接続

HDMI OUTで遊ぶ画面を戻す

SwitchドックからキャプチャーボードのHDMI INへ入れ、HDMI OUTからテレビやモニターへ戻し、USBだけPCへつなぎます。 OBSや付属ソフトは、そのUSB経由の映像を録画・配信に使います。

兼用

Switch 2やPS5も使うなら上位機を確認する

Switch 2やPS5、PCゲーム機も同じ配線に入れるなら、4K60パススルーや4K録画まで確認する理由があります。 旧Switchだけなら、上位機は将来の兼用枠として考えると無理がありません。

Switch Liteを使っている場合

Switch LiteはTVモードに対応していないため、ドック経由のHDMI出力が使えません。 キャプチャーボードを買う前に、本体側がTVモードで出力できるモデルかを確かめます。

スイッチ向けキャプチャーボード比較

録画解像度だけで並べると、1080p60対応モデルは横並びに感じます。 実際は、パススルー、接続方式、PC側の扱い方で向く環境が変わるため、配信から始める人、国内サポートを重視する人、Switch 2やPS5まで同じ機材で使いたい人では選ぶ型番が変わります。

スイッチ向けキャプチャーボード比較

商品向いている人パススルー録画・配信接続方式PC向け注意点
Elgato Game Capture Neo Elgato Game Capture Neo配信を1080p60で始めたい人4K60 HDR1080p60USB 3.0 Type-CWindows / Mac / iPadHDMIケーブルは同梱されない
AVerMedia Live Gamer MINI GC311 AVerMedia Live Gamer MINI GC311旧Switchを1080p60専用で録画したい人1080p601080p60USB 2.0 Micro-BWindows / Mac4Kや120Hz環境には向かない
I-O DATA GV-USB3HDS/E I-O DATA GV-USB3HDS/E国内サポートを重視するWindowsユーザー4K60 HDR4K30 / 2K120 / 1080p240USB 3.2 Gen 1Windowsと付属ソフト中心Mac中心なら別モデルも比べる
Elgato Game Capture HD60 X Elgato Game Capture HD60 X定番機で長く使いたい人4K60 HDR1080p60 HDR / 4K30USB-C / USB 3.0OBS設定例を重視する環境旧Switchだけなら性能に余裕がある
AVerMedia Live Gamer EXTREME 3 GC551G2 AVerMedia Live Gamer EXTREME 3 GC551G2Switch 2やPS5まで兼用したい人4K60 HDR / 1440p120 / 1080p2404K30 / 1440p60 / 1080p60USB 3.2 Gen 1 Type-CWindows / Mac / iPad旧Switchだけなら上位寄り

スイッチ向けキャプチャーボードおすすめ5選

旧Switchの1080p60配信・録画を中心に、接続条件と公式仕様が追えるモデルに絞りました。 安さだけの無名モデルは外し、OBS配信、付属ソフト、将来の兼用で役割が違う5台です。

Elgato Game Capture Neo

1 配信から始める

Elgato Game Capture Neo

Elgato Game Capture Neo
USB 3.0 Type-C

1080p60録画と4K60パススルーを小型筐体にまとめた入門向け。

  • Switchの1080p60録画・配信に条件が合う
  • 4K60 HDRパススルー対応で、Switch 2やPS5との兼用も残せる
  • OBSやStreamlabsなど主要ソフトで認識させて使える
詳しいスペックを開く
接続USB 3.0 Type-C
入力/出力HDMI 2.0
パススルー最大4K60 HDR
キャプチャー最大1080p60
注意HDMIケーブルは同梱されない

出典: Elgato公式仕様

Game Capture Neoは、Switchの配信環境を机の上で小さく組みたいときに合うモデルです。 録画・配信は1080p60までなので旧Switchの出力に合わせやすく、遊ぶ画面は4K60 HDRまでパススルーできます。

本体が小さく、OBSやStreamlabs、Discordなどで使えるため、配信環境をこれから作る段階でも置き場所を取りません。 ただしHDMIケーブルは同梱されないため、Switchドックから入力するケーブルと、モニターへ戻すケーブルをそろえておく必要があります。

AVerMedia Live Gamer MINI GC311

2 1080p専用で選ぶ

AVerMedia Live Gamer MINI GC311

AVerMedia Live Gamer MINI GC311
USB 2.0 Micro-B

旧Switchの1080p60録画に絞り、ハードウェアエンコードでPC負荷を抑える構成。

  • 最大1080p60の入出力と録画に対応
  • USB 2.0接続なので、USB 3.0ポートが少ないPCでも構成を作れる
  • HDMIパススルーで、遊ぶ画面をテレビやモニターへ戻せる
詳しいスペックを開く
接続USB 2.0 Micro-B
入力/出力HDMI 1.4
パススルー最大1080p60
録画最大1080p60
対応OSWindows / macOS

出典: AVerMedia公式仕様

Live Gamer MINI GC311は、旧Switchの1080p60録画に目的を絞るモデルです。 4Kや120Hzを追う製品ではなく、Switchの映像をフルHDで録画・配信する構成に向きます。

ハードウェアエンコード型なので、PC側の負担を抑えたい場合に選ぶ理由があります。 一方で、USB 2.0接続と1080p専用の立ち位置なので、Switch 2やPS5まで同じ機材で長く使うなら上位機も比べたいところです。

I-O DATA GV-USB3HDS/E

3 国内サポート重視

I-O DATA GV-USB3HDS/E

I-O DATA GV-USB3HDS/E
USB 3.2 Gen 1

Windows環境で、国内メーカーのサポートと付属ソフトまで含めて選ぶ構成。

  • HDMIパススルーでプレイ画面をモニターへ戻せる
  • 付属ソフトで録画から編集まで一つの環境にまとめられる
  • Windows PCで録画環境を固定したい人に向く
詳しいスペックを開く
接続USB 3.2 Gen 1
パススルー4K60 HDR
録画最大4K30 / 2K120 / 1080p240
対応PCWindows
注意Mac中心なら別モデルも比べる

出典: I-O DATA公式仕様

GV-USB3HDS/Eは、国内メーカーのサポートや付属ソフトを重視するWindows環境向けです。 旧Switchだけなら性能に余裕がありますが、HDMIパススルーと録画ソフトを一式でそろえたい場合は条件がまとまります。

OBSだけで進めるより、付属の録画ソフトも使いながら始めるなら、最初から一式でそろう点が効きます。 MacやiPadで使う前提なら、ElgatoやAVerMediaの対応OSも含めて比較したほうが失敗を減らせます。

Elgato Game Capture HD60 X

4 定番機で選ぶ

Elgato Game Capture HD60 X

Elgato Game Capture HD60 X
USB-C / USB 3.0

Switchの1080p60配信から、PS5やSwitch 2との兼用まで残す定番機。

  • 1080p60 HDRや4K30録画に対応
  • 4K60 HDRパススルーで、旧Switch以外にも使い回せる
  • 設定例が多く、OBSで詰まったときに情報を探せる
詳しいスペックを開く
接続USB-C / USB 3.0
入力/出力HDMI 2.0
パススルー最大4K60 HDR
録画最大1080p60 HDR / 4K30
対応ソフトOBS Studio、Streamlabsなど

出典: Elgato公式仕様

HD60 Xは、Switch向けキャプチャーボードの定番として選ばれるだけの土台があるモデルです。 旧Switchの1080p60配信には十分で、4K60パススルーや4K30録画まで使えるため、PS5やSwitch 2を後から同じ環境へ入れる余地も残せます。

Elgato製品は設定例を探せる点も強みです。 配信ソフトやトラブル対応を自分で調べながら進めるなら、利用者が多いモデルを選ぶ意味があります。 旧Switchだけに使うにはやや余裕がありますが、長く使う1台としてなら価格差にも理由が立ちます。

AVerMedia Live Gamer EXTREME 3 GC551G2

5 上位機を兼用する

AVerMedia Live Gamer EXTREME 3 GC551G2

AVerMedia Live Gamer EXTREME 3 GC551G2
USB 3.2 Gen 1 Type-C

4K30録画やVRRパススルーまで押さえ、Switch以外も同じ機材に集約する上位機。

  • 最大4K30録画、1080p60録画に対応
  • 4K60や1440p120のパススルーまで扱える
  • ライン入出力があり、音声まわりを広げたい配信環境にも使える
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接続USB 3.2 Gen 1 Type-C
入力/出力HDMI 2.0
パススルー最大4K60 HDR / 1440p120 / 1080p240
録画最大4K30 / 1440p60 / 1080p60
対応OSWindows / macOS / iPadOS

出典: AVerMedia公式仕様

Live Gamer EXTREME 3 GC551G2は、旧Switchだけでなく、他のゲーム機も同じキャプチャーボードにまとめる前提のモデルです。 Switchの1080p60録画には十分すぎる性能があり、4K30録画や高リフレッシュレートのパススルーまで扱えます。

旧Switchだけなら、Game Capture NeoやGC311のほうが費用を抑えられます。 PS5、Switch 2、ゲーミングPCまで含めて配線をまとめたい人や、音声ライン入出力も使いたい配信環境なら、上位機として選ぶ理由があります。

スイッチのキャプチャーボードのつなぎ方はドックからHDMIで入れる

前提は、Switch本体をドックに挿した状態です。 配線は、SwitchドックのHDMI OUTからキャプチャーボードのHDMI INへ入れ、キャプチャーボードのHDMI OUTからテレビやモニターへ戻す順番です。 PCとはUSBで接続し、OBSや付属ソフトではUSB経由で届いた映像を受け取ります。

OBSで映す場合は、ソースに「映像キャプチャデバイス」を追加し、キャプチャーボードを指定します。 音声が出ないときは、OBS側の音声モニタリング、WindowsやmacOS側の入力デバイス、HDMIケーブルの接続先を順にたどるのが近道です。

PC画面だけで遊ばない

OBSや付属ソフトのプレビュー画面は、入力から表示までに遅延が出ることがあります。 アクションゲームや対戦ゲームは、キャプチャーボードのHDMI OUTから戻したテレビやモニター側で操作するほうが安全です。

スイッチ2用も考えるなら4K60が必要かを先に決める

旧Switch向けなら、1080p60を基準にして問題ありません。 ただし、Switch 2も同じキャプチャーボードで使う場合は、テレビへ戻す映像を4K60で通すのか、録画素材も4Kで残すのかまで用途を決めます。

配信だけなら1080p60から始めても問題ありません。 あとから編集する動画素材を重視するなら、4K60録画や4K30録画まで確認する価値が出ます。 Switch 2のキャプチャーボードは別記事で、4K60パススルー、4K録画、120fps環境の違いを整理しました。

Switch 2用キャプチャーボードのおすすめと選び方

Switch 2向けキャプチャーボードの選び方を確認する

Switch 2用キャプチャーボードのおすすめと選び方

Nintendo Switch向けキャプチャーボードは、旧Switchだけなら1080p60録画・配信とHDMIパススルーが基準になります。 OBSへ映すことだけで選ばず、遊ぶ画面をテレビやモニターへ戻せるかまで決めると、操作遅延の失敗を減らせます。

最初に決めるのは、今使う本体が旧Switchなのか、Switch 2も含めるのかです。 旧Switch中心なら1080p60録画、Switch 2やPS5まで同じ機材で使うなら4K60パススルーや4K録画まで条件に入れると、キャプチャーボードの価格差も判断できます。