OllamaはRTX 2060でも起動しますが、モデルを切り替えたときや返答を待つ時間まで快適とは限りません。
私の環境では、RTX 2060 12GBにOllamaを入れて回答を返せました。 ただ、モデルを読み込むたびに待たされ、使いたいモデルを変える場面ではこの遅さがストレスになりました。
RTX 3060、RTX 4060、RTX 5060 Tiは、どれもOllamaのGPU対応範囲に入っています。 違いは型番の数字より、VRAMにモデルをどこまで載せられるかです。
この記事では、8GB・12GB・16GBの違いをQwen3のモデル容量と重ね、グラボ交換で済む場合と、メモリ32GB・SSD1TBのBTOへ買い替える場合を紹介します。
この記事でわかること
Ollama用GPUで決めること
- RTX 3060 12GB、RTX 4060 8GB、RTX 5060 Ti 16GBで変わるモデル容量
- Ollamaで「起動する」と「待ち時間を抑えて使える」を分ける理由
- RTX 2060からグラボだけ交換する場合に見る電源とケース
- 新しいBTOでメモリ32GB、SSD1TBを組み合わせる理由
- RTX 5060 Ti 16GBを載せたBTOの構成と販売先
RTX 2060 12GBでもOllamaは動きますが、私が使った範囲では、モデルの読み込みと切り替えに時間がかかりました。
起動できるかだけなら買い替えなくても済みます。 ただ、毎日使うなら、返答が始まるまでの待ち時間を減らすためにVRAM容量とGPU性能の両方を上げたくなります。
OllamaはRTX 3060・4060・5060 Tiで動く
Ollama公式のHardware supportでは、RTX 2060、RTX 3060、RTX 4060、RTX 5060 TiがNVIDIA GPUの対応一覧に含まれています。
そのため、3機種ともOllamaを起動することはできます。 ただし、GPUが対応していることと、大きめのモデルをGPU中心で動かせることは別です。
Qwen3の場合、公式ライブラリには次のサイズがあります。
約5.2GB
Qwen3 8B
約9.3GB
Qwen3 14B
約19GB
Qwen3 30B
Qwen3の公式ライブラリに表示されるファイル容量は、必要VRAMのすべてではありません。 コンテキスト長を大きくするとKVキャッシュも増えるため、モデル容量と同じ容量のVRAMだけで余裕があるとは言えません。
RTX 3060 12GBは安くOllamaを試すためのGPU
RTX 3060 12GBは、今あるデスクトップPCへグラボを追加してOllamaを試したい人に合います。
NVIDIA公式のRTX 3060 Familyでは、RTX 3060に12GB GDDR6構成が記載されています。 中古や在庫品には8GB表記のモデルもあるため、RTX 3060という名前だけで選ばないことが大切です。
Qwen3 8Bのような小型モデルなら、12GBへ収められる余地があります。 一方で、14B以上を長いコンテキストで使うと、VRAMからシステムメモリへ処理が分かれ、返答までの時間が伸びることがあります。
RTX 3060は12GB表記を選ぶ
RTX 3060には容量違いがあるため、商品画像ではなく商品名や仕様欄のVRAM表記を見ます。
グラボだけ交換する場合は、推奨電源容量、補助電源コネクタ、カードの長さ、ケース内の空きも必要です。 古いPCでは、GPUを買っても電源やケースが合わず、そのまま取り付けられないことがあります。
RTX 3060 12GBは、手元のPCを活かしながら小型モデルから試すための選択です。 Ollamaを毎日使い、14B級へ広げたいなら、次の16GBクラスへ予算を回したほうが待ち時間と容量の両方を減らせます。
RTX 4060 8GBは新しいがOllama用VRAMは増えない
RTX 4060はRTX 3060より新しい世代ですが、Ollamaで使えるVRAMは8GBです。
ゲームでは新しい世代の性能や消費電力が魅力になります。 しかし、ローカルLLMではモデルを載せる場所が必要なので、RTX 3060 12GBから単純に上位へ替わるとは限りません。
Qwen3 8Bを軽い設定で使うならRTX 4060でも動きます。 ただ、モデルを大きくしたり、長い文章を一度に処理したりすると、8GBの余白が先に足りなくなります。
RTX 4060は、Ollamaでは小型モデルだけを使い、ゲームの消費電力や本体価格を重視する人向けの選択です。 GPUへ載せるモデル容量を増やすことが目的なら、8GB版ではなく12GB以上、できれば16GB版へ進みます。
RTX 5060 Ti 16GBは新しくBTOを買う人に合う
新しいPCでは、RTX 5060 Tiの16GB版が第一候補です。
NVIDIA公式のRTX 5060 Familyでは、RTX 5060 Tiに16GB版と8GB版が用意されています。 Ollama用では、商品名に「16GB」または「16G」と書かれた構成を選びます。
16GBあれば、Qwen3 8Bを余裕を持って使いやすく、14B級も量子化やコンテキスト長を調整しながら試せます。 30B級はモデルファイルだけで約19GBあるため、16GBで何でも動かせるわけではありません。
それでも、RTX 2060や8GB GPUから買い替えるなら、VRAM 16GBはモデルを選ぶたびに容量不足へ戻りにくい構成です。
Ollama用BTOの選び方はGPU容量・メモリ・SSDで決める
RTX 5060 Ti 16GBを載せても、メモリ16GBやSSD500GBのままだと、Windows、Ollama、ブラウザ、モデルファイルを同時に扱う場面で余裕が少なくなります。
新しくBTOを買うなら、メモリは32GB、SSDは1TBから始めます。 モデルファイルを複数保存し、ブラウザやClaude系のツールも同時に使うなら、SSDの空き容量が先に減るためです。
BTOの注文画面でそろえる構成
- GPUはRTX 5060 Ti 16GB表記にする
- メモリは32GBへ変更する
- SSDは1TBから始める
- 電源容量と補助電源コネクタを確認する
- 保証期間と修理窓口を確認する
GPUだけを強くしても、メモリやSSDが足りなければ、Ollama以外の作業で待たされます。 ローカルLLMとゲームを同じPCで使うなら、GPUの型番だけではなく、注文後の総額で構成を決めます。

Ollamaを動かすPC全体のメモリ・VRAM・SSDを見る
Ollamaを動かすPCスペックは?ローカルLLMに必要なメモリとVRAM
Ollama用RTX 5060 Ti搭載BTOを3社から選ぶ
同じRTX 5060 Ti 16GBでも、価格を抑える構成、32GB・1TBを最初から入れる構成、冷却やパーツを指定する構成で支払額が変わります。
Ollama向けRTX 5060 Ti 16GB搭載BTO
| 商品 | 向いている人 | GPU | CPU | メモリ / SSD | 価格帯 | サポート / 保証 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
MDL.make Ryzen7 5700X × RTX 5060Ti | 価格を抑えてRTX 5060 Ti 16GB選択を確認する人 | GeForce RTX 5060 Ti GDDR7(16GB選択時は公式で確認) | Ryzen 7 5700X / AMD A520 | 16GB〜64GB DDR4 / 500GB〜4TB SSD | 178,500円(税込)〜 / 16GB選択時は公式で要確認 | カード・銀行振込・コンビニ / 1年保証 / 公式LINE | 8GB表記と16GB選択が混ざるため、注文前にVRAM容量を確認 |
OZgaming P30series Ryzen7 9700x・RTX5060Ti 16G | 納期、32GBメモリ、1TB SSDまで重ねて選ぶ人 | GeForce RTX 5060 Ti 16G | Ryzen 7 9700X / MSI B850 | 32GB DDR5 / 1TB M.2 NVMe Gen4 | 314,800円(税込)確認時点 | 銀行振込・カード / 1年保証 / LINE問い合わせ | カラー、在庫数、リカバリーメディア、延長保証を注文前に確認 |
サイコム G-Master Velox Mini B860 ERNR | 静音性、冷却、GPUメーカー指定まで詰めたい人 | Manli GeForce RTX 5060 Ti 16GB GDDR7 | Core Ultra 5 225F / ASRock B860I WiFi | 16GB DDR5-5600 / Crucial P3 Plus 1TB | 284,190円(税込)確認時点 | カード・PayPay・Amazon Pay / 1年保証 / 問い合わせ | 32GB化やSilent Master Graphics選択は追加費用 |
Ollama向けRTX 5060 Ti搭載BTO 3選
Ollama用のBTOは、RTX 5060 Tiの16GB表記に加えて、メモリ32GB・SSD1TBへ変更したあとの合計で選びます。
MDL.make Ryzen7 5700X × RTX 5060Ti

RTX 5060 Ti構成の価格を抑えつつ、注文画面でVRAM容量を指定したい人向けです。
- RTX 5060 Ti構成を低価格から始められる
- 16GB / 32GB / 64GB DDR4を選べる
- SSDを500GB〜4TBから変更できる
- 公式LINEで購入後に相談できる
MDL.makeは、本体価格を抑えながらGPUとメモリ、SSDの組み合わせを自分で変えたい人に合います。
RTX 5060 Tiは8GB表記と16GB選択が混ざるため、Ollama用なら注文画面で16GBになっているかを確認します。 メモリ32GBとSSD1TBへ変更したあとの支払額が、予算内に収まるかも同時に見ます。
MDL.make Ryzen7 5700X × RTX 5060 Ti 確認時点の構成
- CPU
- Ryzen 7 5700X
- マザーボード
- AMD A520 チップセット(Micro ATX)
- メモリ
- 16GB / 32GB / 64GB DDR4
- SSD
- 500GB〜4TB SSD
- GPU
- GeForce RTX 5060 Ti GDDR7(16GB選択時は公式で確認)
- 電源
- 650W / 850W / 1000W 80PLUS GOLD
MDL.make 支払い・保証・サポート
- 支払い
- クレジットカード / 銀行振込 / コンビニ決済
- 分割手数料
- サイトで要確認
- 標準保証
- 通常1年間のセンドバック保証
- 延長保証
- 2年プラン / 3年プラン
- サポート
- 公式LINEアフターサポート
- 注意点
- 16GB版で買うならVRAM容量と最終価格を注文画面で確認
OZgaming P30series Ryzen7 9700x・RTX5060Ti 16G

RTX 5060 Ti 16G、メモリ32GB、SSD1TBを最初からそろえたい人向けです。
- RTX 5060 Ti 16Gを標準搭載
- Ryzen 7 9700XとB850構成
- 32GB DDR5と1TB Gen4 SSD
- 納期と保証を商品ページで確認できる
OZgamingは、メモリやSSDをあとから足すより、最初から32GB・1TBでOllamaを使い始めたい人に合います。
ブラウザ、Claude系のツール、Ollamaを同時に開くなら、16GBより32GBのほうが作業中の余裕を残せます。 価格だけでなく、納期、保証、延長保証を含めた支払額で判断します。
OZgaming P30series 確認時点の構成
- CPU
- Ryzen 7 9700X
- マザーボード
- MSI B850 チップセット搭載 MicroATX
- メモリ
- 32GB DDR5
- SSD
- 1TB M.2 NVMe Gen4
- GPU
- GeForce RTX 5060 Ti 16G
- 電源
- 650W / 80PLUS Bronze
OZgaming 支払い・保証・サポート
- 支払い
- 銀行振込 / クレジットカード
- 分割手数料
- サイトで要確認
- 標準保証
- 通常1年保証 / 初期不良30日
- 延長保証
- 2年保証 / 3年保証
- サポート
- LINE問い合わせ / 商品ページ問い合わせ
- 注意点
- 納期、カラー、延長保証は注文時点で変わるため公式ページで確認
サイコム G-Master Velox Mini B860 ERNR

RTX 5060 Ti 16GBを軸に、GPUメーカー、冷却、電源、ケースまで選びたい人向けです。
- RTX 5060 Ti 16GBを標準搭載
- 小型ケースとNoctua排気ファン
- 1TB SSDを搭載
- GPUメーカーや静音構成を変更できる
サイコムは、Ollamaを長時間動かすPCのファン音や冷却まで気になる人に合います。
標準構成は16GBメモリなので、ブラウザや開発ツールも同時に使うなら32GB化の追加費用を含めます。 GPUのメーカーや電源を指定できるため、静音性や設置場所まで決めてから買いたい人向けです。
Ollamaを夜間や長時間動かすなら、GPUの温度とファン音もPCの使い心地に影響します。 静音パーツを指定できるBTOは、返答速度だけでなく、机の横で動かし続けるときの音まで決められます。
サイコム G-Master Velox Mini B860 ERNR 確認時点の構成
- CPU
- Core Ultra 5 225F
- マザーボード
- ASRock B860I WiFi
- メモリ
- 16GB DDR5-5600
- SSD
- Crucial P3 Plus 1TB Gen4
- GPU
- Manli GeForce RTX 5060 Ti 16GB GDDR7
- 電源
- 標準電源は商品ページで確認
サイコム 支払い・保証・サポート
- 支払い
- クレジットカード / PayPay / Amazon Pay / 銀行・郵便振込
- 分割手数料
- ショッピングローンはサイトで要確認
- 標準保証
- 通常1年保証
- 延長保証
- 有償3年保証
- サポート
- 問い合わせフォーム / サポート窓口
- 注意点
- 32GB化、静音GPU、電源変更は追加費用。総額で比較
RTX 3060から買い替えるかはVRAMと待ち時間で決める
RTX 3060 12GBは、Qwen3 8Bなど小型モデルを安く試すために使えます。 RTX 4060 8GBは、ゲームと小型モデルを価格や消費電力を抑えて使う構成です。 新しくBTOを買い、モデル容量と同時作業の余裕を残すなら、RTX 5060 Ti 16GB、メモリ32GB、SSD1TBから始めます。
20Bや30B級のモデルをGPU中心で使うなら、16GBでも容量が足りません。 Qwen3 30Bは約19GBあるため、24GB以上のGPUや大容量のユニファイドメモリを考えます。

Mac miniのユニファイドメモリでOllamaを使う場合
OllamaはMac miniで動く?M1・M2・M4のメモリ容量とWindowsとの違い

RTX 5060 Ti搭載BTOの価格・保証・構成を詳しく見る
RTX 5060 Ti搭載ゲーミングPCおすすめ比較|16GB版を選ぶ基準
今あるPCで小型モデルを試すだけならRTX 3060 12GB、新しいPCでOllamaを毎日使うならRTX 5060 Ti 16GBという分け方が現実的です。 GPUだけを先に決めず、メモリ32GB・SSD1TBへ変更したあとの支払額と、電源・保証までそろった構成で選びます。
